ゆらぎが創る脳の可能性

こんにちは。

1/fゆらぎ現象という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

森の中で突然、鳥のさえずりが聞こえたり、川のせせらぎが規則正しいビートとはちょっとずれた

音で聞こえてきたり、風のささやきが通りすぎたり。

森の中には自然の仕掛けがたくさんあり、この連続するものに対してズレを生じることをゆらぎ

と呼んだりします。


私たちが本能で心地よさを感じるのがこのゆらぎにあります。

このゆらぎで私たちの脳はリラックスできたり、いろんな発想が出てきたりしてブレインストームにはもってこいの空間だったりします。


何か、アイデアが欲しかったら、とりあえず森の自然を歩いてみることが机の上で知恵を絞るよりも

ずっと効果がありそうです。


また、脳波の反応でp300という波形が報告されています。

P300のPはpositive(陽性)のP,数字の300は300ミリ秒(0.3秒)という意味で名前がつけられています。

この音は正しいリズムの音の途中に突然、まれに違う種類(高周波音)を出しこれを聞くとp300が出現します。


つまり、p300は稀に生じる現象や予想とは全く異なった現象、さらには滅多に経験したことのない現象が起きた時に出現しやすくなるのです。

そして老化や認知障害などではこのp300の波形が変わってきます。

つまり、反応時間が300ミリ秒だったのが400、500ミリ秒と長くなっていくのです。


さらにp300は脳の中でも特に海馬という記憶と密接な関係があるところと最も関係が深いことがわかっています。

何らかの原因で海馬の機能に障害が起こるとp300は記録されにくくなるわけです。

そしてこのp300を誘発するのが1/fゆらぎ現象が起こりやすいとされている森林です。

森林浴は、アイデアやひらめきを良くする場として脳を活性化するばかりではなく、記憶力の向上

にも役立つという脳のパワーアップには欠かせない場所と言えますよね。

p300をどんどん出していくことによって海馬がより刺激され、記憶がどんどん強固になっていき


長期記憶として、長いあいだ、脳の中に保存されることになるのです。

記憶力をパワーアップさせたい方、p300をどんどん出せるようなものを習慣化してみましょう。


いつでも気軽に行ける森林をチェックしておいて試験勉強、プレゼンなどの復習に使ってみましょう。

また、チームで森林を歩きながらブレインストーミングすると超素晴らしいアイデアが浮かぶかもしれませんよ。


是非、仕事仲間、気の良い仲間を誘って森に出かけてみましょう。・まずは視覚、聴覚、嗅覚などの五感を通してゆらぎを脳に浸透させることを忘れずに。

あなたの潜在的な能力が目覚めるのを目の当たりにすることでしょう。

川﨑康彦 × 脳科学 × 偶然 = 奇跡

川﨑康彦 BMS United Japan代表 日本セレンディピティ協会 理事 ハーバード大学医学部で研究した結果 脳を科学して、目の前の偶然を活かせば 誰にでも奇跡は起こせる事が解った!

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